2023年5月10日~12日の3日間、東京ビッグサイトで開催された「働き方改革EXPO 春 【東京】 総務・人事・経理Week」に、oVice株式会社が出展しました。3日間を通して、ブースにお立ち寄りいただいた人数は1500名超。コロナ後により本質的な「働き方改革」に取り組む各社のご担当者の方々の熱い視線をブースのあちこちで感じました。
この記事では、oViceの展示ブースや会場全体の様子をご紹介します。
会場では、最新のオフィス家具や、テレワーク支援、ペーパーレス化、業務効率化といったオフィスDXにかかわるソリューションが数多く展示されていました。ある出展企業のブースでは働き方が多様化する社会における「出社したくなるオフィス作り」を提案。日本中でオフィス回帰(Return To Office)のムーブメントが起こる中、コロナ期間の在宅勤務を経て、オフィスの定義が代わり、それをどう実現するかが企業にとっての大きな関心ごとになっている様子が伺えます。
また、働く場所(ワークプレイス)の捉え方の変化も感じられました。自宅やコワーキングスペースといったオフィス以外の場所を含めてとらえる視点は引き続き残りそうですが、組織において拠点が物理的に離れたチーム同士が「どのようにすれば良いコミュニケーションがとれるか」という意識がコロナ前と比べ高まっているように感じました。コロナ期間中に様々な新しいソリューションがスポットライトを浴び、対面や電話といった従来の手段に加え、オンラインを活用した新しいソリューションを積極的に取り入れる動きが加速しているように感じます。
リモートワークを織り交ぜて業務を遂行する際の課題解決に加え、デジタル化されたコミュニケーションをいかにして自社の事業に取り入れていくか、という観点から情報収集をされている方が多数いらしたようです。来場者の中には社長や取締役の名札を付けた方の姿も目立ち、トップ自らが「働き方改革」に取り組み、企業の変革を推し進めようとされている姿も強く印象に残りました。
oVice社のブースは3方向から入場可能なオープンなデザイン。二次元のビジネスメタバース「ovice」を体験いただけるよう、ブース内に設置した全てのPCで「ovice 公開スペース(ツアースペース)」にログインし、実際に稼働しているスペースを担当者が丁寧にご案内しました。
オンライン側のovice 公開スペース(ツアースペース)にも、リモートワークを行っている社員が在席し、リアル/オンラインの両面から来場いただいた方々の対応を行いました。ブースにお越しいただいた方に実際にoviceを操作していただき、リアクションや音声の聞こえ方、カメラでのやりとりを確かめていただきました。
昨年秋に出展した展示会と同様に、ブースを「HOME」「OFFICE」「CAFE」「HOTEL」の4つのエリアに色で区分けしました。自宅やオフィス、カフェ、そしてワーケーションや出張先のホテルなど「どこからでもメンバーとつながる」ことを体験いただける設計です。
今回の展示の目玉であり、多くのお客様に関心をお寄せいただいたのが、リアルなオフィスとメタバースをつなぐ「ovice Hybrid Solution」のホワイトボードと窓、ビーコン(「位置情報表示」機能)です。
現在PoC(実証実験)実施中のホワイトボードでは、リアルとオンライン双方向から同時に文字やイラストを書き込むことができます。会期中の3日間は、多くの方に実際に体験いただき、ご意見をいただける貴重な機会となりました。ブースの一角に設置したホワイトボードに書き込んだ内容が、ovice上のホワイトボードに反映されたり、反対にoviceから書き込んだ内容が目の前のホワイトボードに現れたり。その反応速度や、書き込みのスムーズさ、書き込む際の入力方法の多彩さを体感いただきました。
「窓」は配信用デバイスの映像を、ovice内に設置された窓オブジェクトへ配信する機能です。窓オブジェクトを通じて、配信する側のオフィスや現場とoviceの双方向でつながることができます。
oviceには、リアルオフィスやイベント会場での所在地をoviceスペースに連携させる「位置情報表示」機能があります。オフィスやイベント会場等にビーコン端末、oviceのスペースに位置情報表示ソケットオブジェクトをそれぞれ設置することで、オフィスやイベント会場でモバイルアプリ ovice Goを持つユーザーの位置が、ovice上に表示されます。
今回の展示では、オンライン側のovice 公開スペース内の「HOME」「OFFICE」「CAFE」「HOTEL」の4つのエリアに、現地のそれぞれのエリアにいるスタッフの位置が表示されるようになていました。
例えばフリーアドレスで業務にあたる際、座席にビーコンを設置しoviceと連携することで、従業員やメンバーの位置をovice上ですぐに把握することができます。着席しての執務だけでなく、現場仕事(工場など)でも誰がどこにいるのかoviceを見ればリアルタイムで分かります。
業務中やイベントで、いつも通り動いているだけで、仲間に自分の所在地を知ってもらうことができる…そんな環境を実現するソリューションに、多くのお客様が興味を示していらっしゃいました。
今回展示したホワイトボードや窓をはじめ、oviceの様々な機能を活用することで、別々の場所にいるメンバーが、場所や時間にとらわれることなく「つながる」ことができます。oVice社は、こうした誰もがどこからでも「つながる」空間作りを行うことが、多様な人材が集まる強い組織を作り、企業の成長力を高めると考えています。
また、共働きの家庭が増え、育児に関する課題が山積している日本において、時間や場所にとらわれないフレキシブルな働き方は今後より一層重要になると考えています。それぞれの場所から一つのデジタルワークプレイスに集まることができれば、時間をより有効に使うことができます。例えば、日中の時間の一部を家庭のケアに使い、用事が完了したあとはその場でオンラインで再出社し、通常の勤務に戻るということも可能となります。
oVice社は、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方「フレキシブルワーク」が社会に広がることを目指し、これからもユーザーをはじめとする様々なステークホルダーの方々と意見交換しながら、製品開発やアップデートを進めていきます。