「こちらが当社のオフィスです」。そう案内されたら、驚きませんか?
エンターテインメントサービス事業を手がけるワンダープラネット株式会社様(以下ワンプラさん)では、このバーチャル空間「ovice」に週4日“出社”されています。
代表作のひとつである人気ゲームアプリ「クラッシュフィーバー」の運営チームが利用しているoviceフロアは、ゲームの世界観を表現し、細部に至るまでこだわりが。
そんな独自の職場環境づくりに取り組むワンプラさんが、この度oviceで実施した社風を伝える投稿コンテスト「#うちのovice」の大賞を受賞されました。
▼ワンプラさんの大賞受賞記事はこちら
投稿コンテスト「#うちのovice」とは自社ならではのoviceの使い方をTwitterや記事でシェアするだけで参加でき、自社の雰囲気や社風も発信できるコンテストです。期間中合わせて30を超える企業・団体の方にご参加いただきました。
受賞を記念して、ユニークなオフィスが生まれた背景や、コミュニケーションを大切にする社風・働き方をワンプラさんにインタビューさせていただきました!
▼インタビュイー
ワンダープラネット株式会社
・村田 知常 / 名古屋スタジオ担当執行役員・oVice導入推進担当(以下、村田さん)
・前田 梨沙 / コーポレート部 広報グループ(以下、前田さん)
– この度は受賞おめでとうございます!早速ですが、改めてワンプラさんの事業内容、現在の働き方について教えていただけますか?
村田さん:家族や友達と「楽しいね!」と笑いあえるひとときを届ける、エンターテイメントサービス事業を展開しています。具体的には、「クラッシュフィーバー」や「ジャンプチ ヒーローズ」などスマートフォン向けゲームの企画・運営・開発を行っています。
働き方は、世界的なコロナウイルスの感染拡大をきっかけに出社からリモートワークに移行しました。現在は週1日出社、週4日任意リモートワークという「新しい働き方」を実践しています。
– オフィス出社時とリモートワークのハイブリッドワークを実現されているんですね。
村田さん:はい、週1日の出社の際は「未来を作る仕事」に取り組んでおります。対面でないとできないこと、対面の方が効率の良いことに取り組み、「現在を作る仕事」に繋げております。具体的には、アイディアのディスカッションやチームビルディングなど、多くのコミュニケーションや議論を必要とする業務を行っています。週4日の任意リモートワークの際はプロジェクトの開発・制作・オペレーション・ルーティン業務などの「現在を作る仕事」に集中するようにして、オフィス出社・リモートワークそれぞれの良いところを活かした働き方を意識しています。
– リモートワークがメインの働き方に移行した後に入社された前田さんは、コミュニケーションで困ったことはありませんか?
前田さん:プロダクトや部署ごとにoviceのフロアが分かれていますが、社内はフルオープンでフロアの移動も自由なので、自部署以外のフロアへ行って社員にインタビューをしたりしています。今回大賞をいただいたnote記事のインタビューもoViceで行いました。
リモートワークの際も会話や雑談を大切にする企業文化が浸透しているので、コミュニケーションで困った経験はほとんどありませんね。
オフィス出社時と変わらないとまでは言いませんが、気軽にoViceでいつでも相談したり話しかけられるので、必要なコミュニケーション量は確保できていると思います。
– リモートでも会話が活発なんですね。なぜリモートワークでも気軽にコミュニケーションが取れる職場環境づくりを重要視されているのでしょうか。
村田さん:当社ではコロナ禍以前のオフィス出社のみだった時から、コミュニケーションが多く、訪れた方に「賑やかですね」と言われることもありました(笑)。
ゲーム開発には、ひとつのプロダクトで50人以上のメンバーが関わることもあり、チームワークが必要です。デザインや動きなど、文章だけでは伝わりにくい細部の認識を合わせるために、会話は欠かせません。仕事のスピードやクオリティにも影響が出るため、コミュニケーションの取りやすさはリモートワークでも最重視しています。
– ovice上でスムーズなコミュニケーションを取るために工夫されていることはありますか?
村田さん:noteでもご紹介しましたが、ちょっとした立ち話ができるように雑談ブースを設けています。また自社のゲームの公式YouTubeの生放送配信をみんなで見るためにovice上映会を行ったりしています。さらにovice上に目標の掲示をして、共通の情報はいつでもみんなが見られるようにしております。
実はこれらは全て、リアルなオフィスでやっていたことでした。今ではoviceにいる時間の方が長いので、オフィスで良かったことはバーチャルオフィスでも実現できるよう時間をかけて考えました。
話しかけやすいように、職種ごとにエリアを分けて、誰がどこにいるのか、パッと見てわかるような工夫もしています。また、ミーティングのアイコンを置いておくと、自然にディスカッションが生まれるのでおすすめです。
–『#うちのovice』コンテストご応募のきっかけを教えていただけますか?
前田さん:リモートワークをする上での、コミュニケーション不足の課題を解決するために導入してから、oviceが全社的にポジティブに浸透していました。ただ、社外にはその事実を伝えられていなかったんです。
当社の職場環境づくりに関する様々な取り組みについて記事を書こうと思ったタイミングで、他社のovice活用法も知りたかったのでnoteで参考記事を検索していたら、ちょうど今回のコンテストを発見して…!ぜひ参加してみたい!と思い参加を決めました。
– とてもわかりやすくまとめていただいていますが、記事作成にあたりどんな工夫をされましたか?
前田さん:自分が入社してからワクワクしたこと、驚いたことを素直に伝えたいと思いました。
記事では「事実」と「熱量」のどちらも伝えることを意識しました。当社のリモートワークにおける職場環境づくりに関する取り組みや、社員アンケート結果などの「事実」、担当デザイナーへのインタビューによる「熱量」。その両方が伝わるといいなと思っています。
– 執筆する中で苦労された点はありましたか?
前田さん:noteはエントリー希望者の方、社員、お客様含め、幅広くいろんな方に読んでいただける可能性があります。中にはバーチャルオフィスを経験したことのない方もいるので、わかりやすく体験やイメージを伝えるのは少し難しかったですね。
実際に使っているoviceの画像を貼って視覚的に伝えたり、アンケートをもとにした課題や改善点なども丁寧に伝えるように心がけました。
– 広報面もとても勉強になります。受賞の連絡があった時、どのようなお気持ちでしたでしょうか?
村田さん&前田さん:うれしかったです!!!(笑)。
村田さん:この気持ちはメンバーにも共有したいと思い、チームのウィンセッションで共有し、みんなで喜び合いました!
前田さん:バーチャルオフィスの背景をデザインしたデザイナーも、とっても喜んでいました。
記事を見た友人から「すごい楽しそうな会社だね!」というコメントをもらいました。また、今回の企画の大賞に選んでいただいたoVice株式会社の皆様からの「社内コミュニケーションの面で、他社も参考にできる取り組みが多い。会社の雰囲気含め、自社プロダクトへの愛が強く伝わる内容でした」という受賞理由を聞いて、私たちの社風が伝わって良かったなと思いました。
– 記事に対する社内外からの反響はいかがでしたか?
前田さん:社内のSlackではスタンプでたくさんお祝いしてもらいました! 受賞の時のTweetや、noteの記事をシェアしてくれている社員もいて、見かけるとうれしくなります。
今回の受賞についてプレスリリースも作成し、メディアの方へもご連絡していますが「今のバーチャルオフィスってこんなに先進的なんですね」と興味を持っていただいています。
最近学生さんと話す機会があったのですが、リモートで共同して働くイメージってまだまだ浸透していないと感じました。この記事を通じて、リモートワークに対してポジティブなイメージを持っていただけたらうれしいですね。
– 今後oviceを活用してどのような働き方を推進していきたいと考えていますか?
前田さん:多目的にみんなが使える「ホール」のような場所をoviceに作りたいです!
村田さん:オフィス、oviceで変わらない体験を突き詰めていきたいですね。それぞれの良いところを取り入れたいと思っています。
– コミュニケーションが生まれ、働きやすい職場環境づくりに、どこまでも全力なワンプラさんにoviceの可能性を更に広げていただいたと感じています。この度はコンテストへのご参加とインタビューへのご協力ありがとうございました!
インパクトのあるゲームの世界観を表現したオフィスデザインの裏側には、コミュニケーションを大切にする社風と、社員全員の大きなプロダクト愛がありました。
リモートワークのコミュニケーションで、取り入れられるポイントも多かったのではないでしょうか。Twitterに集まった活用事例「#うちのovice」もぜひ参考にしてみてくださいね。
これからも自由なアイディアでoviceを楽しんでいただければうれしいです。
※この記事は公開時点の情報に基づきます。