oVice株式会社は、コロナ禍で増えたオンラインでの採用活動に対応できる空間「採用メタバース」のモデルルームを2022年6月10日に正式にオープンしました。
今回は、この採用メタバースプロジェクトオーナーのBizDev大波がプロジェクトの背景についてお話しします!
「採用メタバース」を簡単にご説明すると、オフラインで行われていた採用活動を全て行えるようにするためのメタバースです。
例えば採用情報の掲載やカジュアルな面談の実施、会社見学や内定者懇親会・研修まで、採用活動のあらゆる領域をカバーできる空間となっています。
oViceはコロナの影響を大きく受け、成長を遂げた企業の1つです。
その中でたくさんのお問い合わせをいただきましたが、元々、人事部門のご担当者からのご相談がピンポイントで多く発生していた時期がありました。それが2021年10月の内定式、内定者懇親会のタイミングと、2022年4月の研修のタイミングでした。多くの企業の人事部門のご担当者が、コロナ禍で急激に増えたオンラインでの採用活動に関する悩みを抱えていることを知り、oviceが解決の糸口になるのではないかと考えました。その具体的なご提案が、今回オープンした「採用メタバース」です。
まず、自社で「採用メタバース」を試験的に運用。そこでの経験をもとに、正式に運用を開始するとともに、社外の方にも「採用メタバース」活用のためのイメージを持っていただくため、誰でも自由にアクセスできる「採用メタバース」モデルルームを構築しました。
私自身人事の経験がなかったことから、「採用メタバース」のモデルルーム作成にあたり、社内へのヒアリング調査を実施。それをもとに「採用メタバース」の設計を行いました。人事部門のご担当者の課題を解決すべく、一般的に人事部門として設定されるKPIを達成できる設計をするためです。
その中で、重要なことに気づきました。人事部門も、営業活動の流れを細分化して一つひとつの効率を高める「THE MODEL」型のように分業をしており、前工程の結果が後工程の結果に影響しているということです。
私はそれぞれのチームのKGI / KPI達成のためには包括的な戦略・戦術の策定が必要であり、後工程で発生するリスクを前工程で未然に防げるかがポイントであると考えました。
oVice社の「採用メタバース」はそれぞれのチームごとにKPIや役割が異なるため、チームごとに必要なスペースを用意。自由にスペース間を移動してチームを超えたコミュニケーションを可能にするため、ビルのような階層構造としました。ボタンをクリックすることで瞬時に別のチームのスペースに移動することが可能です。
oVice社の「バーチャルオフィスビル」の2階〜4階に構築しました。
【2階】
候補者向けのスペースです。会社の事業や働き方を理解していただくことを目的に、これまでに当社が制作したテキストコンテンツや動画を掲載しています。自由に移動しながら閲覧できる構成とし、また、社員との交流イベントを実施するスペースも設けました。
【3階】
oVice社で働く雰囲気をさらに深く感じていただけるスペースです。随所に置かれた社員の顔写真入りのアバターに近づくと事前に録音した社員の雑談が聞こえてくる仕掛けを施しています。内定者懇親会を実施するための場所もスペース上に設けました。
【4階】
入社が決定した方向けのオンボーディング用のスペースです。入社する方がクエストをクリアする感覚で入社時に必要な手続きなどを行うことができます。研修やオリエンテーションが行えるスペースも設けました。
コロナ禍で、働き方のみならず、採用に関わる多くのコミュニケーションの形態がオンライン化しました。テレワークと実オフィスへの出社を組み合わせた「ハイブリッドワーク」実現の方法を模索する企業が多数存在するなか、人事部門も新しい採用活動の在り方にシフトしていくことが予想されます。その変化にともなって発生する課題を解消する手段として、メタバースであるoViceの活用をご提案したいと考えています。まだまだ正解や成功事例がない中で、手を取り合って協力できる仲間を増やしていきたいと考えています。
採用メタバースモデルルームは24時間解放しています。個人情報などの登録は不要で、いつでも、どなたでも自由にご覧いただくことが可能です。ご興味のある方は、ぜひアクセスしてみてください。
※この記事は公開時点の情報に基づきます。