ソフトウェアとサービスを通じて、企業の情報活用を支援している。具体的には、帳票による業務の生産性向上や運用の合理化サポート、蓄積された膨大なデータを必要なときに集計・分析、可視化できるBI製品・サービスの提供など。
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コロナ禍で多くの企業がテレワークを導入して久しいですが、「テレワークしろと言われるけど、出社しないとうまくコミュニケーションが取れないし…」などという悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そんななか、バーチャルオフィス「oVice」を一部の部署で活用し、勤務してくださっているウイングアーク1st株式会社。実オフィスを縮小し、バーチャルオフィスで勤務、出社率は1割以下というテレワーク最先端企業はどのようにoViceを活用しているのでしょうか。
「最新の働き方改革」を行っていきたいという意思が強い会社だと思います。もともとリモートワークの環境が整っていたわけではなく、東京オリンピックを迎えるにあたり、色々と試していました。
コロナを受けてそれが加速し、昨年(2020年)10月には六本木にあった1500坪のオフィスの3分の2を縮小しました。現在はほとんどの社員がリモートワークを行っており、実オフィスへの出社率は1割以下です。
<参照>
日経クロステック:違約金を払ってオフィスの3分の2を返却、ウイングアーク1stが開く「新常態」序章
仲間との何気ないやり取りが減ったという問題意識は持っており、リモート状況下でもコミュニケーションを高めるさまざまな施策を検討しました。バーチャルオフィス「oVice」は、リアルな空間で何気なく行っていた自然なコミュニケーションがとりやすいと感じており、テレワークで失われたコミュニケーションを取り戻せている感じがします。
oViceを使う前は、ある製品の担当チーム単位でしかコミュニケーションを取らないといったことが散見されましたが、oViceを使ったことでチーム外とのコミュニケーションが活性化されたと感じています。
また、オフィスで仕事をしていた時は遠方のメンバーとの会話が少なかったのですが、oViceを通して会話する機会が増え、今までよりも拠点間の交流が活発化されたことは嬉しい誤算でした。これは今後の組織や体制にも大きな影響を与えると思います。
あとはオンライン忘年会をoViceで行いました。Zoomなどのビデオ会議システムだと、ひとりしか話がしづらい雰囲気になるので、大人数での飲み会だとちょっとと思うこともありますが、oViceだと適当な人数のグループに勝手に分かれて、リアル飲み会みたいな感じでしたね。
どんなに素晴らしいツールでも初めて使用する人にとっては、抵抗感があります。そのため導入して1ヶ月はテスト期間として週単位でアンケートをとりました。
また入ってきやすい、入って来たい環境を用意するため、レイアウトデザインも自分たちで行い、雑談スペースや集中スペースなどもレイアウト内で表現しています。
その甲斐あってか、気軽に入ってくれる人が増えて、コミュニケーションがさらに活性化されました。温泉エリアは人気があって、必ず誰かがお湯に浸かっています(画像右下)。
oViceをうまく活用し、新入社員のOJTを行ってみたいと考えています。
oViceだと自然に会話することができるため、リモートワークでよく発生する「先輩にすぐに聞きづらい」、「会社の雰囲気が分からない」といった問題が軽減されると感じています。オンラインでのやり取りでありながらも、実オフィスの温かみを感じてもらえるように活用していきたいと考えています。
また、中途採用の人たちの歓迎会もoVice上で行い、チームの仲間と交流することで雰囲気を知ってもらい、早く溶け込んでもらえるようにしていきたいと考えています。