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テレワークが急速に浸透し、既存の社員の勤務自体はうまく行えるようになってきたものの、新入社員研修までもがオンライン化したことで、日常会話の不足から帰属意識や一体感といったエンゲージメントの形成に課題感を覚える人も多くいるようです。
そんな課題を解決する方法を探しているなかでoViceを見つけ、新入社員研修での活用を検討するとともに、より日常的な組織全体でのoVice活用に向けた浸透策の一環として、oVice Event(旧称 ovice宴会)宴会を使って社員の送別会を開催してくださったSCSK株式会社に話を伺いました。
コロナ禍により社内でテレワーク化が急速に進みました。当部署は拠点が東京と名古屋に分かれていますが、出社率は東京、名古屋とも2~3割です。勤務自体は社員も慣れてきたものの、ネックだったのが新入社員研修でした。
昨年(2020年)の新入社員研修は主にビデオ会議ツールを使って行いました。若い彼らはツールの活用には慣れており、グループワークも問題なくこなせていましたが、難しかったのは日常会話を通して親しくなったり、フォローし合ってチームとしての一体感を高めたりする部分です。
出社して行う研修の頻度を上げたり、オンライン飲み会を開催したりといった工夫で乗り越えましたが、オンラインでもよりリアルに近いコミュニケーションを取るのに適したツールはないのかと探していました。
昨年(2020年)度の新人研修企画を担当していた社員が見つけたのがoViceでした。
HPの見た目からして日本のユーザーに馴染みのある雰囲気で自社の文化にマッチしそうだったことと料金の手ごろさから、すぐに無料のトライアルスペースの申し込みを検討しました。上限人数さえ越えなければ、何人でも誰でもスペースにアクセス可能な課金体系であることも、研修に限らず幅広い活用ができそうだと感じました。
申し込み前にデモスペースでの体験ができたことも安心材料でした。使い方がイメージできただけでなく、oViceスタッフにその場で直接質問したり、アドバイスをもらえたりしたため、スムーズに導入検討を進めることができました。
新人研修の人数規模でoViceを利用する場合のシミュレーションを兼ねて、oVice宴会のメニューを使った送別会兼懇親会を実施しました。
当社は東京と名古屋で拠点が分かれています。加えて、テレワーク主体のためメンバー全員でなかなか集まれない状況です。同じバーチャルスペースに集い、同じ料理を食べる機会は貴重でした。
ビデオ会議ツールを使った飲み会と比べて、oViceでは「同じ場所にいる」感覚を強く持てました。乾杯や送別の挨拶は全員が集合し、それ以外の時間は好きなグループに分かれるなど、よりリアルでの飲み会に近いコミュニケーションができて面白く感じました。
またoViceにあまり馴染みがないメンバーは、一か所にとどまって会話を続ける傾向があることが分かってきました。それだけだとビデオ会議ツールと同じコミュニケーションスタイルになってしまうので、参加者がスペースをうまく使って分散できるようなアナウンスやレイアウトの工夫が必要だと気づくことができました。
新入社員は全社研修のあと、9月から部署に分かれて20人前後での研修が始まりますが、当部ではoVice上での実施を企画しています。新入社員は毎日oViceに出社をし、グループワークと個人ワークを互いにサポートしあいながら進めていく想定です。
メイン講師である社員だけでなく、様々な部署の先輩社員が新人研修スペースを覗きに来たり、反対に先輩社員のスペースに報告や相談に行ったりできるような運用も考えています。オンラインでありながらリアルに現地集合研修をしているような感覚で、互いに気軽に声をかけ合い親睦を深めて、同期や先輩との絆を構築していけるようにサポートしていきたいです。
また、いずれは研修に限らず、部署全体がoVice上で業務を行うことも企画していこうと思っています。今回のoVice宴会での経験も生かして、空間や運用の設計を進めていきます。