今年新たに設立された、エンタープライズセールスチーム。より一層のグロースを目指し、インバウンドではタッチできない大企業への積極的なアプローチを推進するために設立されたチームには、多くの経験豊富なメンバーが入社しています。
そこで「Sales Team Interview」と題して、エンタープライズセールスチームメンバーに「なぜ今oViceに入社したのか」について話を聞き、エンタープライズセールスチームの“今”をお伝えしていきます。
第1回は、複数の外資系企業で約20年近くに渡りセールスキャリアを歩んだ後、2023年2月にoVice社に初のエンタープライズセールス・Enterprise Leadとして入社し、エンタープライズセールスチームの立ち上げを推進する北田 眞也(Kitada Shinya)に聞いていきます。
■プロフィール
北田 眞也(Kitada Shinya)
Enterprise Lead
2004年NTTデータに入社。その後、外資系企業のAkamai Technologies、Pure Storage、Clouderaでセールスディレクター業務を中心に担当。2023年2月にoViceに入社し、Enterprise Leadを務める。
━━これまで長い間外資系企業で働いてきた北田さんですが、最初のキャリアは日系大手のNTTデータから始まったのですね。
そうですね、私の社会人としてのキャリアは約20年前、ITバブルの最盛期に、NTTデータでスタートしました。当時、サイバーエージェントやライブドア、楽天などのIT企業が注目を集め始めたタイミングでした。そんな世の中の動向を見て、「これからはITが必要不可欠になる時代がやってくるだろう」と思ったのが、IT業界に身を投じることになったきっかけです。
当時から「人々の生活や人生に影響を及ぼせるビジネスに関わりたい」という思いがあり、入社へと至りました。NTTデータでは、若い頃から大きなプロジェクトを任され、セールスとして様々な経験を積むことができました。しかし、自分の営業力をさらに向上させたいと思い、外資系企業へと転職しました。
━━外資系企業ではどのような仕事を担当しましたか?
私の業務は、主にエンタープライズセールスディレクターとして、テレコム(電気通信)、金融、製造業など様々な業界の大手企業へのご提案になります。時には、SIerとも組みながら、新規ビジネス開拓やパートナーシップの構築にも関わってきました。前職では、データの分析環境を提供・支援する企業において、主に大規模データを扱う大手クライアントとのプロジェクトを担当していました。前職には本当に数多くの優秀なエンジニアが在籍しており、彼らを日本のリーディングカンパニーにスペシャリストとして紹介することも業務の一部でした。
ご提案したサービスを導入頂いたのち、その取り組みが事例となり世界に発信されることで、より良い世界にまた1歩近づけることができます。そのような事例作りも積極的に推進してきました。自分が提案しているサービスが、時には自分がそのサービスの利用者になることもあるような、世界中に展開されているサービスばかりだったので、そこは大きなやりがいでしたね。
私がセールス活動の中で最も重視してきたのは、社内外にわたるすべてのステークホルダーとの連携です。基本的に1つの案件には複数の大手企業や子会社など、様々なステークホルダーが存在していました。それぞれのステークホルダーとの強固な関係を築き、1人ひとりが「一緒のチーム、一緒のプロジェクトメンバーだ」と思えるレベルまで意識を一致させることなくしてはプロジェクトの成功は考えられません。
━━そして、数々の外資系企業で営業を経験した後、2023年2月にoViceに入社します。企業規模が小さく、外資系企業から日系SaaS企業への転職は珍しいと思いますが。
oViceに興味を持った最初の理由は、oViceで働く「人」です。前職の同僚で現在oViceのメンバーから連絡を受けたことがきっかけでした。
oViceについて詳しく話を聞くと、Morgan Stanley、Microsoft、Salesforce、IBM、VMwareなどの元大手外資系企業出身のメンバーが集まっていることを知りました。つまり、外資企業のビジネススタイルを理解している人材が集まっているということです。そして、それらの人材が集まることで大きな変化が始まりつつあるoViceという日本発のスタートアップに、セールスとして参加できる機会がある。これは大きな魅力でした。
その時点で、外資系企業からのオファーもいくつか受けていましたが、「まだ世の中に広まっていない新たな価値を創出するサービスを広め、人々の生活や人生に影響を与えたい」という思いは変わらずでした。そして、ビジネスメタバースの「ovice」はまさに世の中に広めたいと思うような画期的なサービスだったんです。
━━oviceを「広めたい」と思った理由は?
外資IT企業を経験する中で、世界的なサービスはアメリカ発のものばかりで、アジアといえばシンガポールが注目され、日本のビジネスは遅れている存在なんだと痛感させられていました。
そんな中で、日本が再び世界に驚きを与えるような企業が生まれたら、日本の経済にも大きな影響を与えられるのではと考えたときに、「それに携わりたい。そしてそのためには、日本の働き方自体を変えなければならない」と思ったんです。もしそれが実現したとしたら、日本企業の働き方を変える「ovice」というサービスに関わることができたという貴重な経験を得られてよかったなと、後から振り返った時にきっと思うはずなんですよね。
あと、自分自身がリモートワークがこんなに広まるなんて予想もしない頃から地元の神戸に移り住み、リモートワーク中心の働き方をしていることも、理由としてあるかもしれません。先日、神戸に帰って友人と話しているときに言われたんですけど、どうやら私、新卒でNTTデータに就職した当時から「将来は地元に戻ってチャレンジングな仕事に関わり続けたい」と言ってたらしいんです(笑)。誰もがこういう働き方をすべきとまでは思いませんが、場所や時間に縛られない多様な働き方の選択肢が日本企業にもっと広がってほしいという思いはあります。
━━そして2023年2月にoViceに初のセールスとしてジョインされました。oViceの今後の成長にとって重要なポジションであることから、プレッシャーもあったと思いますが、入社以来約3ヶ月間、どのようなことを意識し、どのように取り組んできましたか。
私がリードするエンタープライズセールスチーム(Japan Enterprise Business Unit)の大きなテーマは、チームとしてエンタープライズセールスにどう取り組んでいくか、です。「ovice」というサービスは現時点*(2023年4月末時点)で世界で約4,000社、日本ではシェアNo.1の地位を確立していますが、エンタープライズの売り上げ比率を引き上げるというチームミッションを成就させるために、エンタープライズ企業への全社展開を進めていきたいと考えています。
そのためには、まずエンタープライズプレーをする意識へのシフトが重要です。例えば、全社に展開したいと考えるなら、それを前提としたコミュニケーションをお客様と取る必要があります。「全社で使ってもらって当然、なぜならoviceはメタバースオフィスのリーディングカンパニーだから」というセルフイメージをメンバーそれぞれが持つ、といった感じでしょうか。一方で、「ボトムアップで展開し、少しでも多くの組織に使ってもらえれば」という消極的な意識では難しいです。企業の上層部に戦略的にアプローチできるような強いセールスチームにしたいですね。
━━今oViceのエンタープライズセールスとして働く魅力は?
最大の魅力は、日本を代表するエンタープライズ企業を担当できるチャンスが豊富にあることです。このような経験は、他の企業ではなかなかすぐには得られないものです。また、日本の企業でありながら外資系企業とスタートアップ企業の両方の文化を体験できることは希少性もあり、最も魅力的な要素です。
━━oViceの未来の候補者に伝えたいことは何ですか?
oViceにご入社された方には、日本を代表するアカウントを担当し、大きなチャンスを掴み、価値ある経験を積んでほしいと考えています。そして、自分が日本企業の働き方を変革することができたという成功体験を一緒に作っていきましょう!
現在は社会的にも働き方改革の動きが進んでおり、oviceというサービスはその潮流にまさに乗っています。oviceは皆様の働き方の課題を解決し、企業の多様な働き方を実現します。場所や時間に縛られない多様な働き方の実現は、優秀な人材の獲得や離職率の改善など、働き方だけにとどまらず、企業の事業成長や組織の発展にも寄与できる。そんな素晴らしい側面も持ち合わせています。oViceの成長とともに、自身の成長も加速させていきたいという未来の仲間と、一緒に働けることを心から願っています。