デジタル化が進んでいない伝統的な産業にインターネットを持ち込み、世の中に大きなインパクトを起こすことを目指している。現在は印刷・物流・広告・コーポレートITにおける産業・職業の構造を変える事業を複数展開している。
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新型コロナウイルスの影響で身近になった「フードデリバリー」。いわゆる「リモート飲み会」などで活用したことのある会社も少なくないでしょう。しかし、ただオンライン上で映像を繋いでも味気なかったり、時間で区切るなど強制感が出てしまうなど、オフラインのようにはいかないと感じることもあるのではないでしょうか。
そのような課題から、ラクスルはオンライン内定式で「oVice宴会」を利用しました。「oVice宴会」は事前に参加者へ料理が届きあたかも皆が同じ場所で一緒に料理を楽しんでいる感覚を味わえるサービスです。簡単に食事を手配でき、同じ食事をとることで学生たちの親睦も深まったと言います。
今回は内定式の幹事を担当した小林氏にインタビューを実施。当日に向けてどんな準備をしたのか、どんな内定式になったのか話を聞きました。
初めて「oVice宴会」の事を知ったのは、弊社の社員からの紹介でした。以前リモートワーク時のコミュニケーション円滑化を目的に試用させて頂いており、会議の際に一案としてあがりました。内定式の前半はオンライン会議ツールを使う予定だったのですが、後半の懇親会ではそれぞれが自由にコミュニケーションできるようなツールを探していたのです。
oViceなら参加者が話したい人と自由に話せるため、これは面白いと思いました。
いえ、実はただのコミュニケーションツールなら利用しようとは思いませんでした。単発イベントのためコストのことを考えると、バーチャル空間を使うためだけにお金を支払うのは難しくて。
それでもoVice宴会に申し込ませていただいたのは「食事付き」だったからです。もともと懇親会では食事を出すつもりだったので、該当するサービスを探していました。「フードデリバリー」などと比較検討した結果、oVice宴会ならバーチャル空間を使える上に食事も質の良いものを提供してもらえると感じたので申し込みを決めました。
まずは運営側がoViceを使いこなせるようにしました。申し込みをしてからは、事前にoViceの空間を使えたので、朝会など機会を見つけてはoViceを利用するようにしたのです。操作時の注意点の確認や、どんな機能があるかなどいろいろ試しましたね。
全体的に操作方法は簡単だったものの、たまに使い方がわからない機能もあり、その経験が参加者に使い方を教える時に役立ちました。使い方を聞くのと、実際に使ってみるのでは感覚も全然違ったので、試してみてよかったですね。
内定式は2部制になっていて、1部はオンライン会議ツールを使い、2部の懇親会でoVice宴会を利用しました。懇親会は17時半から2時間の予定だったので、一度19時半には締めたのですが、その後も残って楽しむ人もいたようです。
聞いた話によると24時ごろまで残っていた人もいたとか(笑)。これもoViceのメリットだと思っていて、オンライン会議ツールではホストが残っていなければならないこともありますが、oViceならそんなこともありません。残りたい人が自由に残れる設定がいいですね。
特にゲームなどは用意せず、コミュニケーションの場を用意しただけですが、みんな会話を楽しんでくれたようです。雰囲気を見ていると、普段オンライン会議ツールで話している時よりもフランクに話せている感じがしましたね。
特に誰かがファシリテーターをしていたわけでもないのに、一人ひとりが積極的に会話に参加していたと思います。オンライン会議ツールで話すのが会議室で机に座って話すとしたら、oViceはフリースペースで立って雑談をしている感覚に似ていますね。
食事は学生の分しか注文しなかったので、私たち社員は食べていなかったのですが、学生たちは概ね満足してくれたようです。ただ、一つ予想外だったのがレンジで温めるなど調理の一手間かかる品があったこと。
学生たちも戸惑っていたようなので、できれば事前にアナウンスしておきたかったですね。
学生たちからは特に感想を集めなかったのですが、参加していた役員が後日FacebookでoViceについて「Zoomとクラブハウスの間くらいの感じ」と投稿してました。
今のところは検討はしていませんが、これから大人数で集まるようなイベントがあればまた使いたいと思っています。ミーティングはオンライン会議ツールを使っていますが、食事が必要だったり、参加者の自由度を重視するシーンではoVice宴会がいいですね。
メンバーの距離が縮まっていない組織にお勧めしたいです。チームの距離を縮めたいと思っても、強制的にグループを作られると逆に話しづらいですよね。oViceならそれぞれの好きな距離感で話せるので、無理なく距離を縮められると思うんです。
特にコンテンツを用意しなくても、場を用意するだけで盛り上がれると思うので、距離を感じているチームはぜひ使ってみてください。